2007年08月09日

●労働ビザ取得が難しくなる?

さて、今年の春から新しい日本人スタッフが増えたKsour Voyages。
やれあの書類が、この書類が…と、右往左往しているうちに、どうもここ2週間とか10日とかそのくらいのタイミングで、外国人の労働ビザの申請方法が変わってしまったようなのです。

今までは簡単に言えば雇用主がいくらのサラリーで雇用するという事が決まっていれば、提出する書類はそれに直前の仕事の雇用証明みたいなものを沿える事で問題なく先に進んだのですが、なんと今度からは、外国人の雇用にあたって、モロッコ人では代替えがきかない事を証明しなくてはならない事になったようです。

まずやらなくてはいけないのは、新聞広告!
広告を打って、それでも該当する人物が見つからなければ外国人でも良い、ということでコマを先に進める事ができるようになる、というステップになるようなのですが、なにしろシステムが変わったばかりなので、日本人のようにどう考えても代替えがきかないような人種についてどう対応するべきか、というのはまだはっきり決まっていない様子。
明日担当のお役所からお返事がいただけることになりますが、はたしてどうなるんでしょう。

そうした外国人への条件の変更と同時に、大学を卒業したライセンス持ちのモロッコ人についても雇用の促進対策が進められたようで、適用条件や詳細方法は詳しく聞いていないので不明なものの、たとえば旅行会社で英語のライセンス持ちの若者を雇ったとすると、給料の支払いは会社が800DH程度で、後は一定期間、国が支払ってくれることになるのだとか。

人生がどうにもこうにも行かなくて爆発したくなってしまうような若者を増やさないためにという、国としての努力がにじむ決まり事ですが、我々外国人には、なんとも面倒な事になったものです。

おまけに、モロッコ人の言うように、学校のシステムや国の雇用システムがまだまだ整っていないという事も言えますが、私は若者自身にも「自分に仕事を与えるのは国の義務である」とでもいうような甘えがあるところも、仕事がない事以上に大きな問題だと思っています。

モロッコ人を雇いたくないわけではもちろんないわけですが、何かと言っては休みたがったり、問題が起きるといかにそれが自分の責任ではないかと説明することばかりに気合いを入れるような人間は、来てくれなくて結構。それでいてクビにすると、法律を盾にして「会社が悪い」と言い出す始末。
そんなんじゃ、雇う気にもなりません。

モロッコ政府が本当にがんばっているんだなというのは良くわかるんですが、若者ばかりでなくて、本当に仕事をするつもりのある人を保護し、その人たちをこそ奨励することができるように、なんとか会社の方も守ってもらいたいものだと思うのでありました。

2006年06月17日

●メルズーガの洪水(3)

先日仕事の途中ではありますが、ようやくメルズーガに出かける事ができました。
電話で聞いても「大丈夫大丈夫!みんな元気にやってるよ〜!」なんていう具合だったので、まぁそうなのだろうと思っていたら!事態は思っていたよりも大変だったようです。
あまり大した事のない時に大げさに騒ぎ、大した時にあまり大げさに騒がないところが少々ナゾのモロッコ人。今回もやっぱりそのパターンでした。

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2006年05月30日

●メルズーガの豪雨について(2)

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→この写真のアラビア語の記事を読む

いろいろ心配なさっておられる方も多いようなので、ひとまず新聞やニュースで見た情報を記載しておきます。
◆死者:6人
◆倒壊家屋:165軒

外国人経営のホテルも3軒が倒壊したということです。(マリア、サニア、ベルエトワール)
その他のオーベルジュで倒壊したのは私が聞いた所では10軒。
被害はメルズーガとハッセルビィ周辺に集中しているということでした。
いずれもオアシスの農業(刈り取り前の麦等)は水に流されて全滅。(ヤシの木は残っているということです)
またヤギやヒツジといった家畜が濁流に流されて被害に遭ったということです。(ラクダは元気だそうです)
月曜日のニュースで既にテントが配布され、病院に物資も送られて来ている様子が放送されていました。

それから募金等の活動について。
そういったアクションも必要かしら?と地元の人に聞いてみたら、わっはっはっ、と笑いながら、「それはもちろんボクが窓口になるよ!ボクの銀行口座教えるから、さっそく振り込んでもらいたいねぇ!」なんて冗談を言っていました。
でも、実際のところ、多かれ少なかれそんなものでしょう。
こういうシーンで平等に、公平に動くのはとても難しい事です。

大学時代をNGO活動に費やしていた過去を持つ管理人が一言つぶやくとしたら、これはまだ公的な窓口ができているわけではないようなので、まずはとにかく落ち着いて、知人や親戚等に、被災された方の食事が出せるくらいの金額を送ってあげて、ひとまず状況が落ち着き、本当に必要なのは何なのか、地元から声が上がるのを待ってみた方がいいのではないかと思ったりします。
小さな村社会。お金ももちろん必要ですが(災害がなくてもほしいモノですから)それを誰がどのように取り扱うのかといったような事も含めて、村社会では重要です。

ざっとまず当座の食料以外に必要になるのは家の再建築と家畜の再購入、農業収入が出なくなる事への保証です。
基本的には国からの援助も出るものと思いますが、これは大部分が私有財産の復活になるわけですから、当然元々たくさん持っていた人と、元々あまり持っていなかった人がいるわけです。
ただ、これを復活させるにあたって、どのように分配するのが平等なのか。
ちょっと考えただけでも、この問題が下手をすると大きく村人の不公平感の増長につながってしまう可能性があるのが分かりますよね。

もちろんお世話になっている砂漠という存在。
私の方でも砂漠に生きる皆さんを見捨てるつもりは全くないので、村全体、地域全体で何か必要とする事があったら動けるように、今後も情報収集したいと思います。
取り急ぎ、緊急にできるだけ詳しい、正確に近い情報が欲しいと思っておられる方へのインフォメーションでした。

●メルズーガの豪雨について

皆さんこんにちわ。
先週メルズーガで大雨が降った件で、何人かの方から、「砂漠ツアーでお世話になった方々は大丈夫ですか?」というメールをいただきました。
ご心配いただいてありがとうございます。
いちおう、関連のスタッフは「いやぁ、建物の一部がつぶれちゃって参ったよ…」なんて言っている人もいますが、ラクダも含めてみな元気にしていますのでご心配なく。
砂丘が溶けてなくなったとか、砂漠がたいらになったとか聞いた、というような話題もあるようですが、もちろん砂丘、砂丘周辺の小さな砂丘で、泥流の近くにあったものは流されてしまったものもあるようですが、本体はきちんと立ってるよもちろん!と、砂漠スタッフが笑っておりました。

もっとも、多くの家やホテルが雨で溶けてつぶれてしまい、ツーリストも3人死亡するなど、砂漠ではあり得ないような豪雨だったようですが、ひとまず家が溶けてしまった人たちには、国からテントが支給されたりしているようです。
もっとも、元々遊牧民だった人たちですから、ひとまずは知恵と工夫で乗り切れるでしょう。ただ今後また何か、これはもしかしてこんな事をしないとだめかもしれない…というような状況が見えて来ましたら、皆さんにご相談させていただきたいと思いますので、その時はどうぞよろしくお願いいたします!
自然災害の時にはよく言う事ですが、災害があったからと遠慮しないで皆さんに来ていただく事が、復興への近道です。皆さんのお越しをお待ちしています!