●労働ビザ取得が難しくなる?
さて、今年の春から新しい日本人スタッフが増えたKsour Voyages。
やれあの書類が、この書類が…と、右往左往しているうちに、どうもここ2週間とか10日とかそのくらいのタイミングで、外国人の労働ビザの申請方法が変わってしまったようなのです。
今までは簡単に言えば雇用主がいくらのサラリーで雇用するという事が決まっていれば、提出する書類はそれに直前の仕事の雇用証明みたいなものを沿える事で問題なく先に進んだのですが、なんと今度からは、外国人の雇用にあたって、モロッコ人では代替えがきかない事を証明しなくてはならない事になったようです。
まずやらなくてはいけないのは、新聞広告!
広告を打って、それでも該当する人物が見つからなければ外国人でも良い、ということでコマを先に進める事ができるようになる、というステップになるようなのですが、なにしろシステムが変わったばかりなので、日本人のようにどう考えても代替えがきかないような人種についてどう対応するべきか、というのはまだはっきり決まっていない様子。
明日担当のお役所からお返事がいただけることになりますが、はたしてどうなるんでしょう。
そうした外国人への条件の変更と同時に、大学を卒業したライセンス持ちのモロッコ人についても雇用の促進対策が進められたようで、適用条件や詳細方法は詳しく聞いていないので不明なものの、たとえば旅行会社で英語のライセンス持ちの若者を雇ったとすると、給料の支払いは会社が800DH程度で、後は一定期間、国が支払ってくれることになるのだとか。
人生がどうにもこうにも行かなくて爆発したくなってしまうような若者を増やさないためにという、国としての努力がにじむ決まり事ですが、我々外国人には、なんとも面倒な事になったものです。
おまけに、モロッコ人の言うように、学校のシステムや国の雇用システムがまだまだ整っていないという事も言えますが、私は若者自身にも「自分に仕事を与えるのは国の義務である」とでもいうような甘えがあるところも、仕事がない事以上に大きな問題だと思っています。
モロッコ人を雇いたくないわけではもちろんないわけですが、何かと言っては休みたがったり、問題が起きるといかにそれが自分の責任ではないかと説明することばかりに気合いを入れるような人間は、来てくれなくて結構。それでいてクビにすると、法律を盾にして「会社が悪い」と言い出す始末。
そんなんじゃ、雇う気にもなりません。
モロッコ政府が本当にがんばっているんだなというのは良くわかるんですが、若者ばかりでなくて、本当に仕事をするつもりのある人を保護し、その人たちをこそ奨励することができるように、なんとか会社の方も守ってもらいたいものだと思うのでありました。
