旅の情報編02:トラブルを避けるために
ねだられる事に疲れるけれど リヤド予約時の注意点


 
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気持ちよく写真を撮るために

せっかく旅に出たんだから、写真だってたくさん撮りたい。
けれどもこの国では景色の写真ならいくらでもとれるものの、人物の写真となると一筋縄ではいきません。観光地はもとより、自分の写真を撮っていると思ったら怒り出す人がたくさんいるので、注意しないといけけません。

特に女性。
民族衣装を着てモデルになることを仕事としているわけではない、普通の田舎の女性などは、写真に撮られることを非常にいやがることがあります。
これは夫以外の男性に顔を見せてはいけないとというイスラム的問題(厳密に言うとイスラムの問題ではないのですが)を含んでいたりすることもあるので、気をつけてあげて下さい。

いいじゃない、写真くらい。
そう思う気持ちはやまやまなのですが、モロッコではかつて撮影された写真が本人に断り無くポストカードにされ、それがもとで離婚されてしまった、という女性の話があったりすることもあり、女性達はよけいに神経質なのです。

また、近年モロッコでは世界各国の映画撮影が増えているために、映像に顔を出すということがお金になる、と思っている人が多くなっています。
通常の記念写真はもちろん、雑誌やテレビの取材ともなるとかなりの高額の「モデル代」を請求されることがありますので、背景にはそんなことにもあるのだということを覚えておくと参考になるかもしれません。

男女を問わず、写真に収める彼らの笑顔は、自分にとっても大切な思い出。
問題をお金で解決しようとしなくても、しばらく一緒に話をしたり遊んだりしていると許してくれる人もいますから、そこは自分のパフォーミング、コミュニケーション技術を最大限にいかしてがんばりましょう!
たった一枚の写真に払う労力は、アジアのそれにくらべて何十倍ですが、いきなり無言でカメラを向けて撮った写真より、思い出もできばえも、うんとずっとよくなるはず。
そしてなにより自分の気分がとてもいい!(無言のまま撮ってしまいたい瞬間もたくさんありますから、本当に難しいのですが…)

また写真一枚のお礼として、お金を要求されることが多々あります。
現地を生きる人々には、思い出よりも現金か、と、日本人としてはちょっと空をあおぎたくなってしまいますが、 こういった場合のお礼は、5〜10DHというところでしょう。
そんなの1DHで十分だ、と私自身思うこともありますが、モロッコでお礼というと、1DHというのは失礼にあたるので、やはり5DHくらいからになってしまいます。(関連:チップについて

ただ、そもそも写真に撮られることでお金を稼ぐために、衣装やら小道具やらの設備投資をしている水売りや、フナ広場の芸人や蛇使いの人たちなんかは、それこそ1DHや5DHではすみません。要求金額も当然あがります。
彼等の写真が欲しい方、10DHは覚悟です。

それでもイヤだ、どうしても払いたくないという方。
そうなると、 ウエストレベルでファインダーを直接覗かずに撮るか、望遠で遠くから撮るという手がありますが、見つかってしまったら、きちんとおわびをしましょうね。
とってとって!のアジア人、やめろやめろのアフリカ人。なんでそんなに違うのか、この問題、永遠のテーマにも思えてしまいます。
 
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