●良くわからない決まりゴト
母親の病気ということもあって久々に長めの日本滞在を繰り返した今年。
けれども、日本が変わったのか、それとも世界が変わったのか、なんだか良くわからない事にいくつか遭遇したのでした。
帰国直前ヨドバシカメラで遭遇した出来事。
モロッコ人の友達から、デジカメの代理購入を頼まれたので、今自分が気に入って使っていて、かつ英語表示もきちんと入っているパナソニックのデジカメを購入しようと出発。
ところが、今回のモデルから外国語表示が抜けたのだとか。
なぜかと聞くと、答えは「日本でたくさん買って行って、自分の国で高く売っちゃう『悪い人』がいるんですね」…とのこと。
すみません。管理人、コレ何が悪いのだかわかりません。
だって、日本で「盗んだ」品を売ったら悪いと思いますが、日本で「買った」商品をその先で誰がどうしようと、製品対価は既に支払い済みなのだから、売り主がそのことをどうこう言う問題ではないと思うのですが。
そんなことを言ったら、モロッコで売っている100DHくらいのバブーシュが日本で4000円、5000円で売られているのも悪いっていうコトになりますし、セレクトショップの人が世界で見つけた逸品を売るのもいけないっていう理屈ですし、そもそも安い値段を出してくれる所から買ってさらに売るという、物販・流通のシステムそのものを否定したような発言だと思うのですが。
商品を手にするときに、売り主が「これだけ払って下さい」という料金を払って買っているのだから、それをどの段階で買い、その先どうしようとそれは買った人が決める事ではないんでしょうか?
100歩譲ってそれがブランド戦略うんぬんというところに関わるから、という事にしましょう。
けれども、例えば同じ商品の1つ2つ前のモデルを英語が使えるようにしてガイジン向けに高く売るのはどうなんでしょう。
海外仕様の電気釜なんて日本の電気釜よりチープ極まりない仕様で電圧と表示が英語というだけの話。それなのに、国内向けの低価格商品より質が悪くて値段が高い。
私はガイジンではありませんが、その商品に購買意欲を持つ人間としてボラれてる、だまされている気がものすごーくします。
日本語ができないからって、型遅れ品つかませやがって!という感じでしょうか(苦笑)
デジカメだって、1つか2つ前のモデルで価格など日本向け製品の最新版より高いくらい。
正直言って日本の外で使いたい、日本語以外でも使いたいというニーズをナメてるとしか思えないですし、よく日本人は「日本人向けに高い特別価格を用意される」といって憤慨しますが、これでは大手のショップでさえ「ガイジン向けスペシャルプライス」を堂々と作っているという事で、他の国の事をどうこう言っている場合ではないと思うのですがどうなのでしょう。
最初から全世界向けに作って全世界に売れば手間も減るし、欧米の商品なんて、最初からマニュアルに中国語とかも入っていて、全世界バージョンじゃないですか。
地球上全ての人がお客様になるのに、なんだって「日本向け」にこだわるんでしょうか?
そんな閉鎖性が、日本経済を行き詰まらせているような気もするのですが、気のせいなんでしょうか。
それとも、日本人だけには、「コッソリお安くしておきますよ」という事なんでしょうかね…?
それともやっぱり日本人は世界市場と比較しても財布のヒモが固すぎて、そのくらいの値段でないと勝負できないという事なんでしょうか?
モロッコの現場で感じる答えは、どちらかというと後者なんですけれどもね(苦笑)