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2007年09月19日

●この夏のガッカリ

引っ越して来て以来、マラケシュのレストランの中でも特にお気に入りの一つだったインド料理レストランが家の近所になりました。みんなでゆっくりしても歩いて家に帰れるのでうれしいな…と思っていたら、その異変は起きてしまったのです。

夏休みに入ってすぐ、久々にアメリカからやってきたうちのダンナの辛いもの好きな友達とそのレストランに食べに行くと、いつもと全て同じながら、何かが違う。
モロッコでは夏にはスタッフが夏休み、ということでそういう事があったりするのできっとそういう事なのだろうと思って1ヶ月くらいしてまた出かけた時のこと。

…やっぱり違う。
同じレシピで、同じ味なんだけれども、なにかこう、キレに欠けるのです。
今まで焦げていた事のなかったものにうっすらと焦げがついていたり、お米の炊き加減が微妙に違っていたり…。簡単な火加減、あるいはごくわずかな水分の量の違いなんでしょうけれども、どうしてもそこに「手が違う」事を感じてしまうんですよね。

どうしてもおかしいと思ったのでスタッフに聞いてみると、やはりオーナーが変わったとのこと。
コックさんは?と聞いてみたら、自分は分からない、というお返事でしたが、おそらく変わってしまったのでしょう。前はちゃんとインド人の人がいたので、「なんちゃって」じゃないアジア料理が食べられる貴重なスポットだったのに!

別に今でもまずくて食べられないわけではなく、おいしくないわけでもないのですが、やはり以前のパキッとしたキレがないことが分かってしまうと、なんだか以前のように、久々にモロッコ料理と違うものが食べたいからあそこに行こう、なんていう風には思わなくなってしまうのですよね。
おまけにスタッフまで、なんだか以前よりずっと陰気な人になってしまった所が多いに問題。
こういう雰囲気のスタッフがいる所は、とてもお金持ちな人に雇われつつも、薄給で働かされているというパターンが多かったりするんですが、このレストランの場合はどうなんでしょう。
かなりお気に入りだっただけに、他人事ながら気になってしまいます。

各種レストランが乱立しているものの、食にはうるさい日本人においしいと言ってもらえるレストランは本当に少ないマラケシュで、1つ「ここはおすすめ」と心からおすすめできるレストランが減ってしまった事がなんだかとてもガッカリだった2007年の夏でありました。

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