2007年07月27日

●バクシーシ

ぢつは「ちょい悪」な管理人。(ぜんぜん「実は」じゃない?)
日本人としてアレルギーの多い、バクシーシ(ソデの下)の存在がまだまだまかり通っているモロッコの方が暮らしやすいと思っていたりします。

多少のグレーがあることで、より多くの人がメリットを受ける事ができるのなら、グレーゾーンを残しておくというのも一つの選択肢。グレーはグレーとして認めつつ、そのグレーゾーンからメリットを受ける人は、その「グレー」を私欲のためでなくて、より多くの人のために還元していく力を持てればそれで良いと思うのですが。
…ダメですかね(笑)
まぁ、「グレー」の存在をそんなふうにとらえている”ワルモノ”の方が少ないでしょうから、やっぱりダメ、という事になってしまうんでしょうね。

そんな私が本日出会ったバクシーシは、まさにその「ダメ」なやつ。

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2007年07月18日

●ハマム・ちょっとディープな女の世界

先日とあるホテルのハマムに出かけた時の、私とあかすりおばさんの、ちょっぴり?!アダルトな会話。

ーー モロッコの女性はね、毎週ハマムに出かけて体をきれいにするの。
    でもね、それは見た目を美しくするためじゃないのよ。

 ー ふうん?

ゴシゴシゴシ

ーー ほら、こうして汚れを落とす事で、すべすべの赤ちゃんのような肌になるでしょ。

ゴシゴシゴシ

ーー 今晩は、お部屋できっとかわいがってもらえるわよ。

 ー …

ゴシゴシゴシ

ーー 女はね、こうして毎週きれいにしていないといけないのよ。
    旦那さんに喜んでもらうために。自分のためじゃ、ないのよ。
    ほら、今晩はきっとかわいがってもらえるわ。

 ー …

裸のつきあい。
そんなイメージが似合うと思っていた町中のハマム。
気の良いオバちゃんたちが、大きな笑顔で見知らぬガイジンの背中を流しに来てくれるその雰囲気は、いくつか高級と名のつくホテルのハマムサービスを受けてもやっぱり好き。
けれども、実は今まで、あのだらだらとした井戸端会議の会場の裏に、「夫に逃げられぬように」という、女性達の切実で、涙ぐましい努力が潜んでいたとは、気がついていたようで、気がついていなかった管理人。
どうりでホテルの垢擦りおばさんより、市井のハマムのおばちゃんの方が仕事が丁寧なわけです。
なにしろ、そんなふうに人生かかっている人たちを磨き立てるのと、ただ海外からのんびりしに来ただけの人を磨くのでは話が違うのですから!

実はモロッコ、理由もなく、あるいはなんてこともない理由で離婚されてしまう女性がたくさんいます。一度離婚されてしまったら、再婚するのはかなり難しいので、その後は女手一つで子供を養い、生きて行かなくてはなりません。

田舎でかたくなに写真をいやがる女性達は何が怖いかといえば、「写真を撮らせた」という事を夫にとがめられたりでもしたらどうしようかと、写真そのものよりもその後の家族の対応におびえていたりするのです。
彼女達にとってみれば、写真を撮らせてもらえる「かもしれない」チップなんて、平和な結婚生活に比べたら、なんの重みもないお礼。
隠し撮りした事がバレた時に、相手がオニのように怒るのも、最近ではとてもよくわかります。
思い出のためだけにシャッターを無理矢理切って立ち去って行く旅人に、彼女達のその後の悲惨な人生の面倒を見る事なんて、できないのですから…。

ハマムのおばちゃんのちょっとエッチなこの会話も、もしかしてただちょっとお客様の気分を盛り上げようと口にしたリップサービスだったかもしれないけれど、「女性が生きて行くとはどういう事か」なんていう、ちょっとハードなテーマも関わっていたウルルンの撮影の後だっただけに、おばちゃんの話が、妙に切実な彼女自身のつぶやきに聞こえてしまった夕暮れでした。

●映画『バベル』・会社の車が出演してました(笑)

日本でも大変話題になった『バベル』ですが、ようやく管理人も見る事ができました。
感想は…

…うーん。
…わかんない(笑)
ゲージュツ系の映画は苦手な管理人ですが、やっぱり分かりませんでした(苦笑)

けれども、映画を見た後、見た方のブログ等で感想が書かれているのを見て、ようやくこの映画の楽しみ方が分かったのです。それはズバリ、「語学ができない」事が前提の映画であるということ!

例えばモロッコのモロッコ人は、フランス語もスペイン語も英語も、もちろんアラビア語も分かってしまうので、日本語はともかく、劇中の人物がなんで困っているのか、そのココロがよく理解できません。
それはなぜなら、言葉が通じなくてもどかしい、という事が、モロッコ人の人生においてはあまり無いからという事に他なりません。(特にこういった映画を見るようなクラスの人においては、ね)

なので、言葉を越えて、気持ちよ、届け…!
…なーんてメッセージは、理解不能なわけです。
コミュニケーション大好きなので、言葉ができなくても、気持ちを伝える方法なんていくらでもあるじゃないか、自分の気持ちが伝わらないまま会話を終えるなんて、トンでもないにもほどがある…という感じな人々なので、気持ちが通じないなんていう事で悩むという事そのものが理解できないという、実に健全な社会なのでありました。

もっと分かりやすく言うと、この映画は、欧米等の先進国で、人間関係が希薄になっている事でどこか傷ついていて、ちょっとココロを病んでしまっている人にしか理解できない映画かもしれない、、と思った管理人。
伝わらないと、寸劇をしてでも言っている事の意味を伝えようと粘る管理人的にも、やっぱりちょっと理解できなかった映画でした。
むしろ、「まーた「イスラムの国でテロ」。モロッコで出会うといったらトラブルっていう、ステレオタイプな映画か〜?!」と思ってしまいましたね。

もう一度最初から見る元気はおそらくないのでがんばって最後まで見たのですが、途中でうちのダンナが飽きて眠ってしまう前に一言。

「あ。そういえば警察の車のうちの1台、バンは、うちの車だよ。」

コラコラコラ〜。
そういう事は、映画の事でもっと盛り上がってる時に、もっと早く言って下さい!
全くもって営業精神にはちょっと欠けている夫婦であります。

ついでに劇中で話題になるタザリンも、劇中で出てくるバスが打たれた谷も、管理人プレゼンツの砂漠ツアー、マラケシュ発着コースでお楽しみいただけまーす!(笑)

注)現実世界では、特に近年、狩猟用の猟銃の輸出入は管理が大変厳しいので、置き去りにするというような事はほぼ無理ですのでご安心下さい。また、お持ち込み予定の狩猟が趣味の方は、その書類の処理のために空港でものすごく時間がかかりますのでご注意下さい。

2007年07月07日

●新しいハリーラ?

緑色のアヤしいスープ?!

この冬、バブドゥカラモスク付近で、夕食にありつけなさそうな雰囲気で仕事をしていた時のこと。
モロッコ人と待ち合わせをすると、ちょっと腹ごなしに、と、近くにあった食堂につれて行ってくれました。そこで出て来たのが、このなんともアヤしい緑色のスープ。
かれこれ13年もモロッコと関わり、地図にもない道を歩き、山奥の村を訪ねたりしている管理人ですが、なんとこんな身近でまだ見た事のないものに出会うとは!
まだまだ知らない事がきっとたくさん詰まっているだろうと思うと、ついつい休みも国内旅行に精を出してしまいます。

さて、このアヤしい緑のスープはイルランといい、どうやらマラケシュでもこの店くらいしか出していない様子。マラケシュっ子の友人に「新しいスープに出会って、こんなのだった」というと、「ああ、バブドゥカラの方のやつじゃない?」と、ズバリご名答。
そもそもモロッコのもの、というわけではなく、どうやらアフリカが原産のシロモノのようです。

見た目はまるでコンニャクを緑色にしてドロドロにしたような感じで、ちょっとぷるぷる。
でも、食感は軽く粘り気のある系のおイモ程度の感じで、おなかにもたまります。
味も食べられない、という種類のものではなくて、普通においしくいただく事ができました。

一般的なハリーラといえば、赤色のトマト味か、白色の淡白な麦ハリーラのいずれかですが、こんなのもあるんですね。高級レストランのメニューの方が、どちらかというとパターン化してきてしまっていてつまらないモロッコですが、庶民の味はなかなか奥が深い!
今度はどこの街で、どんなオイシイに出会えるのか楽しみです。

2007年07月04日

●ビジュアルがすごいと言えば。

さて、かなりインパクトのあるパッケージをご紹介させていただいた後で、もう一つビジュアル系の話題を。

モロッコ北部のワイン業者さんが、モロッコ国内で販売されているワインと、輸出向けのワインのラベルが違う事について話をしてくれた時に出て来た話題なのですが、この業者さんが、国内で販売されているワインのラベルを、新しいデザインの良いものに変えて販売したところ、なんと売り上げが20%も落ちてしまったのだそうです。

理由はやはり、文字が読めない人たちが、自分がいつも飲んでいる銘柄はコレ、と、ラベルの色と絵でマイボトルを記憶しているために、ラベルが変わってしまった時点で自分が飲んでいたのがどれだか分からなくなってしまい、一気に買われなくなってしまったという事なのだそう。

そこで、新しくデザインしたラベルを、急遽元のラベルに戻したのだとか。
国内向けの商品のデザインがなかなか変わらないのにはそんな理由もあったのですね。

ラベルデザインといえば、私は小さな小さなの絵が書いてあるツナ缶のデザインをかーなーり気に入っていたのですが、この銘柄も、なんと最近店先で見かけなくなってしまっているのです。
もはやこれもまた、田舎の雑貨やの売れ残り商品を探すしかないか?!と、かなり焦っているのですが、モロッコ在住の方でどなたかこの小さいツナ缶を見かける事がありましたら、ぜひ管理人のためにご購入いただけるとうれしいです♪

2007年07月03日

●スークで見つけたオモシログッズ

田舎のスークのお楽しみといえば、やっぱり都会にはない「?」グッズを発見できるところ。
とはいえ、最近では田舎のスークも大分進化してきたので、昔ほどのお楽しみもなくなってきてしまったところが残念ではあるのですが。

さて、本日の1品は、タルーダントからやってきた出店からのご紹介でございます。

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2007年07月01日

●タフラウト再訪

道中の村

仕事の都合で久々にやってきたタフロウト。
この街は、モロッコの中でもぜひゆっくり歩いて近郊をいろいろ訪ねてみたいと思いつつ、未だにそのチャンスが訪れていない街なので、来るたびに、「ああ、また今回もだめだったか!」と、少し悔しい管理人。ホイホイ来られるような位置&道ではないというところが、気分的にもこの街を遠ざけてしまっているかもしれません。

アイト・バハからクネクネと続く崖道をようやく通り抜けて街の中に入った後は、もうひとがんばりしてペイントされた岩の所まで延長ドライブ。きれいなオレンジ色に染まった岩と、その背後の嘘みたいな青い空のコントラストは、夕方ならではのお楽しみ。

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